●性病とSTDの違い
性病とかSTDとか(時によってはSTI)、呼び名は違ってもあまりかかりたくない病気であることには変わりありません。そもそも性病とSTDはどう違うのでしょうか。
STD(性行為感染症)とは
Sexually
Transmitted Disease(性行為でうつる病気)の略
。これに対して性病は、狭い意味では昭和23年(西暦1948年)にできた性病予防法に書かれた病気です。古典的な性病は、淋病・梅毒・軟性下疳・これにクラミジア感染症が加わります。一方性行為感染症(STD)は、「性行為でうつる病気であればなんでもあり」ですから、子供によくできる水イボ、これだって性行為でうつれば
STD(性行為感染症)のなかまになるのです。
なぜこのような分類に変わったかというと、 第1に病気を規定していた性病予防法が廃止になったから(平成12年)。第2にいろいろな病気が性行為でうつることがわかってきたから、古典的な性病の考え方が実情に追いつかなくなったからです。そもそも性病科という講義は医学部にはありません。性器の感染症として婦人科や泌尿器科で講義しています。
しかし、日本ではまだまだSTDというよりも性病のほうが多くの人がよく知っているので、このホームページではSTD(性行為感染症)と「性病」をほぼ同義語として使っています。最近ではSTD(性行為感染症)のことをSTIと表現することもあります。それぞれに意味はあるのですが、専門家でなければこだわる必要はありません。
性行為でうつる可能性のある病気(STD)としては、
淋病や
梅毒のほかにも、今話題の
クラミジア、
ヘルペス、そして
AIDSなどがあります。これら有名な病気は誰でも
STD(性感染症)だと知っていますが、これらのほかにも
伝染性単核球症、
B型肝炎、
尖圭コンジローマ、
トリコモナス、
マイコプラズマ、
ウレアプラズマ、赤痢、などなどいっぱいあるのです。子供がよくなる水イボであっても、性行為によってうつれば、これもSTDの一種と考えます。
こうやって考えるとSTD(性感染症)は意外に身近にある病気です。性感染症を早く治したいなら、正しい知識を持った専門医を受診しましょう。専門医とは、看板に「性病科」と書いてあることではありません。泌尿器科や婦人科のドクター、あるいは耳鼻科や内科であっても、正しく性病を理解して治療してくれる人のことです。
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STDは感染経路による疾病分類。法律で定められた性病とは根本的に異なります。
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以前は性病予防法があって、売春などによって性行為を人に移せば3年以下の懲役、2万円以下の罰金が科せられていました。非常に時代錯誤的な法律でしたが、少なくとも性病予防の役にはたっていましたが、平成12年に廃止され今では事実上野放し状態になってしまったことは残念です。性病予防法が廃止はされましたが、自分が性病にかかっていて、人に移すことを承知で、何も予防処置をしないで性行為をして、相手に移してしまったとしたら、傷害罪に問われる可能性はあると考えます。
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性行為でうつる可能性のある病気(STD)としては、淋病や梅毒のほかにも、今話題のクラミジア、ヘルペス、そしてAIDSなどがあります。これら有名な病気は誰でもSTD(性感染症)だと知っていますが、これらのほかにも伝染性単核球症、B型肝炎、尖圭コンジローマ、トリコモナス、マイコプラズマ、ウレアプラズマ、赤痢、などなどいっぱいあるのです。子供がよくなる水イボであっても、性行為によってうつれば、これもSTDの一種と考えます。
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| 城西4地区合同皮膚科医会(2004年6月)の講演スライドから引用 |