|
性病事典 l(C)泌尿器科専門医・指導医 澤村正之
|
|
性病事典
(性病について詳しく知りたい人のために)
Dr.Sawamura's STD Cyclopedia
|
| 性病事典トップページ>
性病の基礎知識 >性病科を受診する前の注意点 |
●性病で受診する前の注意点
性病は自覚症状が出ないことが多いので、性病科を受診しようと思うひとにはそれなりの事情があると思います。症状が出る直前に性行為があったとか、自分は無症状だがパートナーが性病と診断されたとかです。ですから患者様は病院に来るのにすくなからず勇気をだしてこられると思います。なかには性病と診断されるのが怖くて病院に行かないひともいます。 ほとんどの性病は簡単に治せる病気ですが、治療するタイミングを逃してしまうとなかなか治りにくい病気になってしまうこともありますから、思い立ったらすぐに病院に行きましょう。
●性病に健康保険は 使えるのか
答えは「はい。使えます」です。健康保険を使わないと医療費が非常に高くなってしまいます。特に若い方は医療費を気にして病院に来ることさえしないケースも目立ちます。確かに性病の治療には精密な検査方法や一流の治療薬を使わなければならないことが多いので、かぜなどの診療に比べたら医療費は高めになります。しかし治療のタイミングを逃すと、不妊症など、一生後悔する結果にもなりかねませんから、早い時期に適切な治療を受けるためにも健康保険を使って十分な検査治療をお受けになっていただきたいと願っています。健康保険証のコピーは使えませんから、必ず原本をお持ちください。
ただし医療機関が健康保険の認定を受けていなかったり、特殊な検査治療など一部例外もありますので、詳しくは 「性病の検査治療に健康保険は使えるのか」のページをご覧ください。
|
|
性病科受診時の心得
|
@受診前はできるだけおしっこを我慢して
男性尿道炎の検査には、その昔は綿棒を尿道の中に突っ込んで尿道粘膜細胞を擦り取るという、荒業がありました。いまではそんな恐ろしいことはしなくてすむようになったので、ご安心ください。その代わりおしっこの検査で検査することができるようになりました。この検査の前に尿道の出口をガラスにスタンプする簡単な検査がありますから、おしっこを最低でも2時間以上我慢した状態でないと検査がうまくできないことがあります。検査ができない場合には、時間を改めて出直していただくこともありますのでお気をつけください。
女性でも パートナーの感染が明らかな場合などは本格的な検査を省略して検尿だけですむことがありますから男性同様おしっこを我慢してからご来院くださるようにお勧めいたします。診療直前に入浴すると検査ができなくなりますので、ご来院の直前には入浴・シャワーをされないでください。性器ヘルペスや尖圭コンジローマなどの皮膚粘膜疾患の場合には検尿検査をいたしませんのでおしっこを我慢する必要はありません。
A できるだけパートナーとごいっしょに
性病は自分ひとりだけの病気ではありません。性の環境汚染と考えて積極的にパートナーと一緒に検査治療をお受けになってください。病気によっては無症状の方には検査ができないこともあります。詳しくは前述の「パートナーが性病にかかったとき」をご覧ください。
B受診には時間に余裕を持って
一般に性病の検査は比較的簡単ですのであまり時間がかかりませんが、時として検査に時間がかかる場合や、注射薬を安全に使うための皮内テスト・点滴注射などに時間がかかる場合もありますので、受付終了の1時間前までにはご来院くださいますようお願いいたします。
Cいつからどんな症状があったか、よく整理しておきましょう
医者の前に行くと、うまく話せなくなってしまうひとがいます。性病科では特に恥ずかしいという意識が働いて余計に説明できないことがあります。医者は必要な情報以外について根掘り葉掘り聞くようなことはいたしませんから、恥ずかしがらずに聞かれたことに落ち着いて答えていただければ結構です。性病科の診察で重要なのは、いつからどのような症状があったのか、そして、原因となる性行為はいつごろで、その相手は誰なのか?ということです。「相手」とはおおまかに「パートナー」「付き合っている人」「行きずり」「風俗店」等々です。「パートナー」と「付き合っている人」の場合にはその人の検査治療が必要だからです。それ以上の詳しいことは聞く必要もありませんし、ご本人の許可なくしてパートナーに病状を知らせることもありませんからご安心ください。
D最後まで治療をしましょう
2005年の当院統計では男性尿道炎で6ヶ月以内に再発してしまった方のほとんどが最終チェックを受けなかったか、パートナーの治療をしなかったかに当てはまりました。性病の自覚症状は自然に消えてしまうことがほとんどですから、完全に治りきっていなくても自分はもう治ったと誤解してしまうのは人情です。しかし、病気は人間の都合に合わせてはくれません。かえって生き延びるチャンスをもらったと喜んでいることでしょう。少し面倒でも医者が「もう大丈夫です」というまでは通院しましょう。
E院内ではご静粛に
性病科を受診する際に恥ずかしい、怖いと思うためか、パートナーではない友達を連れてくるひとがいます。時にはご一家みなさまでこられることがあります。ほかの患者様はあまり多くのひとと会いたくないと考えていらっしゃることもありますので、できるだけ患者様とパートナーの方だけにして、待合室で大きな声で談笑したり、飲食されたりなさらないでください。診療に支障をきたしたり、ほかの患者様にご迷惑となる場合は退去していただくことがあります。また、酒に酔ってのご来院もお断りいたします。
|
| 性病事典トップページ>
性病の基礎知識 >性病科を受診する前の注意点 |
|
<CONTENTS>
|
|
●
|
性病とSTDの違い |
|
●
|
性病に共通した特徴 |
|
●
|
なぜ性病は蔓延するのか |
|
● |
パートナーが性病にかかったとき |
|
●
|
性の環境汚染とパートナーとの同時治療 |
|
●
|
検査は100%信用できるのか |
|
●
|
性病患者はどれぐらいいるのか |
|
|
|
性病事典
(性病について詳しく知りたい人のために)
Dr.Sawamura's STD Cyclopedia
|
|
|
|
性病事典 l 泌尿器科専門医・指導医 澤村正之
Copyright (C)Sawamura Masayuki M.D..All Rights Reserved.
|